もし大学が卒業しづらくなっても就活は変わらない。~学校と就職の未来を妄想してみた~
あまりまとめる気のない雑記。或は覚書き。
大学:卒業要件厳格化へ…15年度に省令改正 文科省方針 - 毎日新聞
日本の大学はとにかく卒業しやすい。特に文系はそうだろう。
僕は経済学科卒業だが、まぁ酷いもんだった。出席取らない授業なんて、レジュメを貰ったら四分の三が帰宅する講義もあった。これでもFランじゃないんだぜ。Bランク地方国立なんだぜ。びっくりだろってレベル。
とにかくうちの学科の生徒は遊んだ。僕は割と真面目に講義に出てたけれど、やっぱりサボりもしたから人のことは言えないのだかれどさ……。まぁとにかく遊んでバイトした。
はっきり言って、うちの大学では学生の本業は勉学ではなく、遊びやバイト、サークルだった。学業というのは税金みたいなもんで、とりあえず修めてないと面倒くさいよ程度のものだった。
なぜそうなるか? 理由は簡単。就活のせいだ。文系学問が就活の役に立つのなんて一部のエリート就活先だけで、中小企業に入る人にとっては超がつくほど不要なものなのだ。
僕が説明会を受けたある企業は「営業をやるのに必要なのはなによりコミュニケーション能力だから、うちはそれを養ってきた学生をとるよ」といっていた。そう、企業だって頭のいい学生よりもコミュニケーション能力がある学生が欲しいのだ。
そこでこのニュースである。これは学生にとっては増税にあたる。就活がある限り決して勉強は「本業」にならない。
企業の求める人材は変わらないから、学生としてはバイトもしたいし、サークルもやらなきゃいけない。じゃないと就活で不利になるからだ。
学生は勉強とその他のことを両立しないといけない。勉強のために遊ぶ時間を減らす? でもそれだと就活が不安だ。かといって遊んでばかりいると卒業できず本末転倒だ。どうするんだよ未来の大学生諸君?
こうなると大学に行かないという選択肢が大いにあり得る。専門学校言った方が得じゃん、と思う人も増える。だってみんな勉強が目的で大学に行くわけじゃないんだもん。就活のために行くんだもん。
大学の就活機関としての機能が低くなると、その分専門学校が就活請負先になる。もしかしたら就活用の専門学校(ビジネスマナーとかを教える奴)がどんどん増えるかもしれない。
結果的に、就活は不利でもいいから勉強したい人が大学に行き、就活したい人は専門に行くようになるかもしれない。
大学生の数は減り、大学もいくつかつぶれるだろう。その跡地には就活用の専門学校が建つのかもしれない。
こうやって書くと、いかに学問と就活が相反するものになっているかわかる。勉強したい奴いは就活を捨てないといけない。下手をすれば人生まで捨てないといけない。哲学科の学生とか今よりもっと人生がきつくなると思うよ。
この二者択一がどうも僕には気に入らない。でも社会の側からすれば「仕事委不要な学問は道楽」ってことなんだろうなぁ。
ウエーバーも
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この本で「学問がきついなら仕事や宗教などの人間関係の道へ行け」といっている(超要約)し、もともと学問は修羅の道なんだろうね。
最後にいろいろ放り投げる
そもそも記事にある「卒業し辛くさせる」っていうのがどこまで学問側によりそっているかが分からないよな。結局、就活側から見て有利なようにするのかもしれない。
「卒業方針」大学で学生に身に着けさせる学問やスキルを明示、社会に送り出す卒業生の具体的な学生像を示す。
ってあるけれど、この「スキル」ってやつがどうも引っかかるんだよなぁ。普通に就活に有利な資格だったらまだしも、ボランティア歴だったりしたら笑うしかないよね。
思ったことを書きなぐるだけの適当すぎる記事でごめんね。ちょっと今仕事が忙しいんだ。
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