ボードゲームで強くなりたいなら気を付けるべきこと5選
ボードゲームの楽しみ方はいくつかある。皆でまったりワイワイやる、バカプレーをやって笑いをとる…etc そしてガチプレイで常に勝ち続けることを目指すのも楽しみ方の一つだ。
常勝を目指すことを楽しむ=勝ち方を探ることを楽しむということだ。思考を続ける楽しみとでもいうべきだろうか。
しかし、勝ちたいという思いが必ずしも勝利につながるわけではない。もちろん、その気持ちは絶対に必要なものだが、かといって「あれば勝てる」というというものではない。
そこで今回はゲームで勝ちたいなら気を付けることを5つ教えたいと思う。
1.自分が勝つ=誰かが勝たない
自分が勝つということは誰かが勝たないということ。当然だがこれがなかなかできない。なぜだろう?
それはまだ相手の場を見てプレーできていないからだ。自分にとっての利益ばかり気にした結果、他のプレーヤーの助けをしてしまっている。
例を2つあげよう。
1)カタンで道を引きたいから木が欲しい。そこで余っていた鉄を出して木を貰った。道が引けるぞ!
これは本当に自分の勝利につながっているのだろうか? その鉄で相手が発展し、もう誰も止めれない状態になってしまったとしても?
2)とにかく先に得点を伸ばすんだ! おい!粘着スンナ!マナー違反だぞ!
たしかに先に勝利点をそろえるのは強い。でもそれは他のプレーヤーの妨害を招く。そりゃそうだ。君が勝ったら他のプレーヤーは勝てない。止められる可能性のある独走はさけよう。それは粘着ではなく、君のミスだ。
独走は止められなくなってからするものだ。
前述の通りトップをとめることも勝つための方法だ。だが、妨害だけが止める方法ではない。誰かを手助けすることがトップの不利益になることもある。
最下位のプレーヤーに資源をあげて、トップの点を下げさせる行動をとらせることだってあるのだ(カタンなら道王レースさせるとか)
自分の利益の中に、相手の利益と不利益を織り込んで考えてみよう。そうすれば本当に自分がやるべき行動が見えてくる。
2.一位以外はみんなビリ
ボードゲームの勝者はただ一人。一位のプレーヤーだけだ。他のプレーヤーはみんなビリだ。○○さんに勝った! と喜んではいけない。
「誰だって自分よりうまいプレーヤーに勝ったら嬉しいじゃん!」と思っているなら考えを改めよう。その人は君と競っていない。トップと競って負けたのだ。
「せめて○○さんには勝ちたい!」という考えでは既に敗北宣言をしているのと一緒。その人がまだトップを目指していてリスクを負う行動をしているならなおさらだ。
それに、ボードゲームではあるプレーヤーのミスが勝者と敗者を決定させることがある。これは見出し1とも関係している。
上級者3人と初心者1人の卓は難しいといわれる。なぜか? 不確定要素が一つ加わるからだ。初心者が自分は絶対得にならない行動を(それで勝てると勘違いして)とってしまった場合、その被害や恩恵を他のプレーヤーが受けることになる。先にあげたカタンの例をとるなら、自分が実は不利になる交換をしたためトップが確定し、他のプレーヤーは勝てなくなる。
そう、君が○○さんに勝ったのは、君が○○さんを道連れにしたからかもしれないのだ。それなのに喜んではいけない。
ちなみに、上級者卓に初心者がいる場合は、上級者が教えて、初心者も積極的に教えてもらおう。そうじゃないと成長しないし、まずゲームが成り立たない。
3.感想戦を大事にしよう
負けた!もう次に行くぜ! うん。やる気があるのはいい。でも君はなぜ自分が負けたかを分かっているのだろうか? 勝者や他のプレーヤーは君が負けた理由をしっているかもしれない。 悔しいかもしれないがしっかり聞こう。
他のプレーヤーが勝った(負けた)理由も考えよう。それは君が負けた理由でもある。
もし君が勝っても、勝った理由を考えよう。そしてミスを探そう。勝った理由と、そこにまだある不純物を見つければどんどん勝率は上がっていくはずだ。
4.なんとなくコツをつかんで来たら経済学やゲーム理論を学ぼう
経済学とゲーム理論は裏切らない。なんとなくボードゲームが分かってきたらそれを理論化してしまおう。理論に基づいたプレイングと直感を極めれば無敵だ。
ボードゲームにおける経済学とゲーム理論に関しては簡単にだが記事にしてある。まずはざっとこれを読むことをお勧めする。
経済学を学んでてよかったと思うのはボードゲームをやっているとき~ゲーム中僕が考えていること~ - 道しかひかない堀江くらはのブログ
5.最後はこれらを折れずに実践すること
最後に必要なのはこれらのことを続けること。
じゃあ続けるにはなにをすべきかって? そりゃゲーム楽しむことさ!
勝ちにこだわることに疲れたら軽めのゲームをやってみるといい。あとで例を挙げておくよ。時には普段勝ちたいと思っているゲームでネタプレーに走ってみてもいい。
時には「勝たなくてもいいや」と思うことが息抜きになり、ボドゲへのモチベーションを保ってくれる。そしてまた勝ちたいと思ったら、ここに書いてあることを再開し、続けるんだ。
6.勝ちたい君にお勧めのゲーム
3つだけあげよう。ワーカー系のゲームを選べばはずれはない。これはどれも以前紹介したゲームばかりだ。
2人用ならバトルラインだ。
7.息抜き用ゲーム
疲れたらこれで息抜き。
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それでもちょっとは考えたいという人ならば
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などがお勧めだ。
最後に
どうだったかな? なによりも大事なのは続けること。そして勝ちたいと思えるゲームを見つけることだ。
そのためにも色々なボードゲームを触ってみてね!
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