就活生&浪人生は「フリーランス」という新興宗教の甘い言葉に騙されるな!
就活生と就活浪人生の諸君、こんにちは。フリーライターの堀江くらはだ。
就活生の君たちはこれから始まる地獄のような争いで日々消耗していくだろう。頑張ってくれ。僕のようになるな。
就活浪人生の君たち、一年度にわたる辛い戦い、お疲れ様。まだ戦いは続くが、無理はしない程度に頑張ってほしい。
さて、そんな君たちに注意勧告をしないといけない。フリーランス教という新興宗教のことだ。彼らは甘い言葉で人を誘い、どん底まで落としてくる。君の周囲、友人、先輩、SNSでできた知り合い…etc 様々な場所に彼らは潜んでいる。その実態を説明しよう。
勧誘方法
彼らは甘い言葉で君たちを勧誘してくる。しかも君が「就活疲れた」などと弱音を吐いた瞬間にだ。
フリーランスは気楽だよ。自由に時間が使えるから楽しいよ。自分で責任も持てる、嫌な上司もいない。天国さ!
就活なんて遅れているよ、君もフリーランスになりなよ!
しかし、こんな言葉に騙されてはいけない。甘い言葉には裏があるものだ。
まずフリーランスは気楽じゃない。仕事は仕事だ。怠けているわけにはいかない。最初の内はコネも金もない地獄が待っている。必死い食いぶちを探し、生活を切り詰める。親からも「まともな仕事につけと」言われる。こんなののどこが気楽だ。
時間が自由に使える? それはそうだ。取材や打ち合わせの時間、そして締切以外に君を縛るものはない。でもそれは逆に、誰にも縛ってもらえないということだ。自由だからといって遊んでばかりいれば、求人雑誌片手に泣く羽目になる。
自分で責任を持つということは甘えが許されないということだ。叱ってくれる上司もいない。ダメならごみとしてポイ捨てだ。
嫌な上司がいない? 嫌なクライアントはいるかもしれないぜ? それにフリーランスの方が人間関係は重要だ。相当実力がないにも関わらず「コミュ障だからフリーになる!」とか言って爆散していく人を僕は何人か見てきた。
フリーランスは自立するまで地獄だ。それを覚えておいてほしい。
勧誘した=助けてくれるわけじゃない
もし君が勧誘に引っ掛かり、入信したとしよう。そしたら君は一人ぼっちだ。
君を勧誘してくれた人は、せいぜい君に領収書の切り方とかを教えてくれる程度で、肝心の仕事や人脈を与えてはくれない。
当たり前だ。君はまだ実力のわからない「自称フリーランス」なんだから。紹介する側にも責任がある。だから君のことを紹介してくれる人なんていないと思った方がいい。実力がついてきたらようやく頼れるようになる。それまでは独りぼっちだ。
そして君が自立したころに、勧誘してきたあの人がやってきてこういう「なにか仕事回してよ。世話してあげたでしょ?」と。
フリーランス教の人たちは無責任にフリーランスという仕事を勧めて、ダメなら「君の実力が足りなかった。そういう世界だ」と吐き捨てる。君のことなんかこれっぽちも考えていない。ただ、自分のキラキラした生活を見せつけて自慢したいだけだ。
それでもフリーランスになりたいなら
就活から逃亡してフリーになる。まぁ悪くはない。ただし君に目標があればの話だ。
例えばライターになりたくて出版業界を受けたが倍率が高く難しかった。だからフリーライターに挑戦してみる。
これなら苦しくても長続きするかもしれない。こういう人たちはフリーランス教の勧誘を受けずともフリーランスになるだろう。頑張ってフリーとして成功してください。努力は報われる業界だとは思います。ただ、努力の過程で血は吐いてください。僕は吐きました。腸に穴も開きました。
問題なのは、就職先はどこでもいいけど決まらない。フリーライターとかかっこいいしらくそうだなぁ。とかいう程度の気持ちなら今すぐ諦めた方がいい。待っているのは地獄だ。君の精神はすぐに崩壊し、運が悪けりゃ心療内科に通院開始だ。
ブラック企業が怖いからフリーになりたいだって? フリーランスってのはセルフブラック企業だぜ?
さて、ここまで話を聞いてもフリーランスになりたいという気が薄れなかった君たちは、フリーランス教に無関係な人達だ。そんな人に僕からのアドバイス。仕事がなければ週2日勤務とかの仕事を探してみよう。それも見つからなければバイトをしよう。金は命だ。
そして業界に飛び込む前にSNSでもなんでもいいから、小さなコネを作っておこう。これが生き残る(生物的に)コツだ。
フリーランス教の人たちへ
あなたはきっと実力があるからフリーランスとして成功しています。でも、それは特殊な能力であって、誰もが持っているものではありません。
ですから無責任にフリーランスを勧めるのはやめましょう。もし勧誘した人がフリーになったら仕事を回してあげてください。それが責任というものです。
あなたの甘い一言が一人の人間の数年を無駄にすることになるかもしれないということを頭に入れておいてください
じゃあお前はどうなんだよ? という人たちへの回答
お前もフリーランスなんだろ? お前はどうなんだ? という人たちへ。
僕はフリーランスをすすめない。なりたいといっても止めている。責任とれないし、普通に会社員になった方が安定すると思うよ(精神的にも金銭的にも)。
それでもフリーになりたいならなればいい、とも付け加えるけれどね。
ちなみに僕はフォロワーに出版関係の仕事をしている人が多く、初めからコネがある状態でスタートした。今はそのコネで週2日勤務のお仕事(編集部)と数本の取材+執筆のお仕事を得ている。
SNSパワーでライター1年目で雑誌にも書いたし、その経験を後ろ盾にして他の仕事を得ている感じだ。実績があればブログやSNSからでも仕事はくるしね。
まだ成功しているとは言えないけれど、生活はできている。フリーライター歴10ヵ月でこれなら十分だとは思っている。
だからSNSでもなんでも、人との繋がりを軽視してはいけない。最後のライフラインは知り合いの誰かだ。
最近ROD見たんだけれど、普段よくいく神保町がでるだけでテンション上がるね。読子さん可愛い。
フリーライター 堀江くらは
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