転載系ニュースサイト VS NEVARまとめ/ その裏で消えていくライター達 / これからライターになる人へ
1.ニュースサイトVSNAVERまとめの現状
現代の中小ニュースサイトの多くが転載サイトだ。大手のニュースサイトだって時々転載ネタをやる。海外のニュースサイトから「○○になるために必要な10のこと」みたいな記事を引っ張て来て、翻訳して記事にする。それを提携している媒体に載せて貰ったり、SNSで宣伝することによって読者を獲得し、広告料をゲットしていく。
そのライバル的な存在にあるのがNAVERまとめ。これはニュースサイトというより、名前の通り「まとめ」サイトだ。でも、実はニュースサイトと同じ元ネタからまとめを作っていることはよくある。これはニュースサイトにしてみれば困ったことだ。ネタが被るだけで情報の新鮮さが落ち、アクセス数も下がる。
じゃあ被らないようにするにはどうすればいいのだろう?答えはとてもシンプル。とにかく早く記事を書いて発信すること。
でもこれが存外難しいのである。
ニュースサイトの場合、記事をライターが書いた後編集に回り、広告設定・誤字のチェックなどの作業を行う。大手になればこれらのチェックに1日かかることもある。
じゃあNAVERまとめはどうだろう。NAVERまとめの強みは、とにかく書き手が多いこと、多少記事が荒くても許されることだ。とにかくインスタントに情報を乱発してくる、数うちゃあたる方式なのだ。なので海外ニュースをまとめている人がいれば、どこよりも早く海外ニュースの日本語版がまとめられているなんていうこともある。
僕自身、大学時代に転載系ニュースサイトで文章を書いていたが、やはりクライアントはNAVERまとめと被るのを嫌がった。だけどライターからしてみればそれはかなり厳しい。大体の海外ネタは先にNAVERまとめで誰かがやっている。
(当時は辛かったが、僕が今関わっているメディアさんは「くらはさんはNAVERのやってないことを考えて探してください」とのことなので非常に楽しい。)
2.両方の媒体に関わるWEBライターの行方
こういうサイトで文章を書いているのが所謂WEBライター。一記事あたり100~1500円くらいの間で企業と取引をしている。ここらへんはランサーズとかで検索してみると詳しくわかるだろう。
このWEBライターという職業ははやっているのか、どんどん増えている気がする。そして紙媒体のライターはどんどん消えているようだ。
見落とされがちだが、紙とWEBのライターはどんどん距離が近くなっている。今や紙媒体の仕事でもクラウドソーシングサイト上で募集をかけている。そっちの方がコストを抑えられるからだ。
そしてますます紙媒体でしか活動していなかったライターは苦しくなる。WEBで仕事をする主婦や学生にどんどん仕事を奪われる。
僕は紙とWEB両方で仕事をするライターである。比率的には紙 1.5:WEB 8.5くらいだろうか。
それでも収入面は 紙 6:WEB 4くらいだろうか(もちろんブログ+その他事業での収益は除く)。紙媒体はとにかく報酬がいい。(ちなみに1文字あたりの報酬がWEBで3円、紙だと6円以上の仕事しかしない)
じゃあWEBだけで仕事をしていて、副業もしていないライターはどうやって生活をしているのだろう?
まぁ、大方読者の予想通りである。食えているわけがないのだ。
WEBライターの殆どが一文字あたり1円以下の仕事しかやっていない。これじゃどんなに時間があっても食うのは厳しい。月8万稼ぐのがやっとだろう。
だからWEBライターは副業としてやっている人が多い。これからもどんどん増えていくだろう。
3.これからライターになりたいなら文章力より発想力とニート力を鍛えろ
一方で専業ライターは減っていく。厳しい時代だ。
それでもライターになりたいと思う人がいるなら、一つだけアドバイスをしておこう。
もう綺麗な文章が書けることがお金になる時代は終わった。これからは発想力で面白い記事を書けるようにしろ。多分君より編集さんの方が文章うまいから。
編集者が知る「稼げるライター」と「稼げないライター」の違い - 年収800万くらい稼ぐフリーライターになる方法
この記事にあることは本当だからね。
あと、ライターってのは愛されニートに近い。愛されてるニートってのは無職でも周りからの支援で生活ができるんだ。
ライターも好かれなきゃ仕事は来ないから、最低限嫌われないようにはなろう。そしてこの業界はいつ無職になるか分からないから愛されニートになる準備をしておこうw
最後に
ということで今回はライターにまつわる3つのことを書いてみた。正直いって、物書きというジャンルでは、WEBライターよりも自分で考えたことを考えて発信するブロガーの方が未来が明るい気がしている。ブログを始めたのも編集者さんにそういわれたからだしね。
「僕ももっと頑張らなきゃな」と記事を書いていて思った堀江くらはでした。
っで関係ないけどやっぱり神作品だからしつこく宣伝をしていくスタイル。↓
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