Black Life Non Sugar

またどこかで

小学生のネットリテラシーのお話

「ネット友達にすぐ会わないで」 SNS親子教室で注意促す - 47NEWS(よんななニュース)

 

こ のニュースを見てわかる通り、年々ネット犯罪に子供が巻き込まれる数は増えている。僕と同じ90年代生まれの人の中には小学生の時巻き込まれたなんて人は 本当にごく少数しかいなかったけれど、今では年間千人以上の小学生が被害にあっている(詳しい数字は分からなかったけれど
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h23/honbun/html/1-toku2_1_1.html
を見る限りは相当な数の児童が犯罪に巻き込まれていると予想できる)。
だから学校側も必死で、児童のネットリテラシーを必死であげようとしている。こうした教育を受けた生徒が被害に合わなくなるかは今後を見るしかないが、取り組みの目的としては間違っていない。

ネットというのは深い闇だ。使っている僕たちが一番それを分かっている。それなのに今の子供たちは容易にネットへ足を踏み入れることができる。SNSはまだ早いかもしれないが、LINEのようなコミュニケーションツールは小学生にとっても重要なものになっているようだ。
だ から彼らにとってもネットは必需品になりつつあり、まだリテラシーも判断力もない子供がネットの世界に参入することになる。結果、年々ネット犯罪に巻き込 まれる児童の数は増えていく。今後もっともっとその傾向は増すだろうからそれに比例して犯罪件数も増えていくことが予想される。

犯罪の増加も問題なんだけれど、僕が一番驚いたのは子供のLINEでの殺伐としたやり取りだった。

僕の親戚の女の子がこんな話をしてくれた。
「LINEでAちゃんが、Bちゃんの悪口を私とCちゃんとDちゃんにして、DちゃんがAちゃんに告げ口して喧嘩になった」

まぁ、 子供が誰かの悪口を言ってそれを聞いた誰かが告げ口するなんてよくあることだろうともったのだが、親戚の子が「こういうことよくあるんだよね。みんなで LINEするとと悪口しか言わない」と続けたことが怖かった。何度も同じことがあっても学習しないし、みんなが集まると悪口しか言わない。
「女の友情なんてありえない!」みたいな光景を子供のころからやっているとは……

なにより衝撃だったのは同じようなことを繰り返している点だ。多分ネットという場所だと「自分たちだけの会話」という意識が強くなってしまうのだろう。
LINEだと相手の顔も声もしないし、部屋も招待制だから突然第三者や悪口を言われている本人が現れる可能性もない。LINEが秘密基地的に機能しているのかもしれない。
いやそれどころか、「自分たち」ではなく「自分だけの」場所になっていることだってありえる。だって生身の人間と会話している感覚なんてLINEじゃえられないんだから。自分だけの場所だから後先考えず好き勝手に暴言を吐けるのかもしれない。

小学校でのコミュニケーションって人生を左右するくらい大切なものだから、ネット犯罪の対策だけではなく、ネットでの付き合いについてもしっかり教育して欲しいと思う。

 

 

 

 子供が犯罪に巻き込まれないようにするために、親は全てを学校に投げ出してはいけない。ネットという危険物が生活から切り離せなくなった現代は、昔より親の役割が重要になっているはずだ。

それなのに子供を放っておける親が増えているのは嘆かわしいことだ。

 

 

 

follow us in feedly Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...