堀江くらはが一筆書きするブログ

息抜き中心。一発で書いてドーン。過度の期待はしないでください。

なぜブラック面接はなくならないのか?

ブラック面接とは?

 

前回の記事(就活で経験した・聞いたあり得ない話 - Black Life. Non Sugar.)でみたように、就活にはありえない面接(ここではブラック面接とでも言いましょうか)が存在しています。ブラック面接は圧迫面接と似ていますが、家族の否定や人格、人生そのものの否定など例え圧迫面接だとしても許容できないもののことを指すことにしましょう。

さて、ブラック企業が存在する理由はいくつか挙げることができます。過度な競争が進めば賃金を下げたり、労働時間を長くして生産効率をあげようとするインセンティブがはたらくためとか、日本人の勤労さがブラック企業化を促進しているなどなど……

 一方でブラック面接はなぜ行われるのでしょうか。当然ですがブラック面接を行うことで生産性が上がるわけでもありません。圧迫面接なら忍耐力などをテストできるかもしれませんが、さすがに家族を馬鹿にされて怒らない人=忍耐力のある優秀な人間という風にはならないと思います。それどころか自社の評判を下げるきっかけになったり、最悪の場合は訴訟に発展する可能性だってあるのです。つまりブラック面接を行ってしまうことは企業にとってマイナスなのです。

 にも関わらずどうして企業はブラック面接を行ってしまうのでしょうか。

 

超えちゃいけないラインを考えない

 

 答えは単純明快。企業は面接でやってはいけないことなんて考えていないからです。だから安易に、ノンリスクのつもりで人格や家族を批判することができてしまうのではないでしょうか。

 圧迫面接をやるからには(私は圧迫面接に反対ですが、今回は「もしやるならば」ということにして考えていきます)せめて最低限節度を持って面接を行うべきです。就活生にばかり「社会人としてのマナー」とか「社会人らしい振る舞い・考え方」を強要するのではなく、企業側も相手を尊重し、社会人らしい態度で面接官を務めるべきです。しかし現実では企業側に「相手はまだ社会に出ていない学生だから」という気持ちがあるのでしょう、面接時点ですでに対等な関係ではなく上から目線になってしまっているのです。

 

新卒至上主義とブラック面接

 

 ではなぜ、企業は超えてはいけないラインを考えないまでに学生のことを舐めきっているのでしょうか? その背景には新卒至上主義の影響があります。

 日本の学生は新卒で内定先を決めなければならないと思い込んでいるので、たとえブラック企業だと思っていても内定をもらおうとします。前回の記事で話を聞かせてくれた方の中にも「取り敢えず内定先を決めなければ、既卒だと一生バイトで終わるかもという恐怖がある。ブラックでも少し耐えてやめればいい」「圧迫面接で家族のことを馬鹿にされたけれど、訴訟を起こしたらもめんどくさい奴と思われ、他の企業から相手にされなくなる気がして怖い」とこぼす人がいました。大学の就職支援課で「取り敢えずどこでもいいから内定をとれ」と言われた人もいます。

 就活市場は新卒至上主義が生み出す不安のせいで、企業が学生よりも遥かに強い状況におかれています。そのため一部の企業はモラルハザードを起こし、就活生のことを考えないブラック面接を行ってしまうのです。

 

おわりに

 

 もしあなたがブラック面接に当たってしまったら、私は内定が出ても辞退することをお勧めします。ブラック企業に勤めたために心身ともに壊し、働けなくなった人をたくさん見てきました。彼らは今でも働くことにトラウマを抱えていて中々這い上がることができていません。

 たしかに内定が出ないのは不安ですが、それよりも身体のほうが大切なのを忘れてはいけません。世の中にはNNTのまま卒業してアルバイトをしながら就活をして内定を貰った人や、非正規雇用から正規雇用に格上げ採用された人もたくさんいます。

 「新卒で決められなかったら人生終わり」なんて思わずに肩の力を抜いて就活をがんばってください。

広告を非表示にする
follow us in feedly Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...